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子宮動脈塞栓術について

子宮筋腫の有効な治療方法の一つに子宮動脈塞栓術があります。

これは皮膚に入れた小さな穴からカテーテルを動脈内に挿入し、筋腫の栄養動脈を閉塞して栄養を絶つ方法です。

この治療で多くの患者の筋腫が縮小し、症状が緩和しているということです。

動脈塞栓術は子宮の出血を止める方法として、以前より分娩後や手術後の止血に広く行われていました。

子宮筋腫の治療としては1995年にフランスの医師が行ったことから始まりました。

世界的にはUAEと呼ばれ、新しい治療法ですが現在では日本でもほとんどの都道府県で治療が受けられるようになっています。

子宮動脈塞栓術には、子宮が温存できる、大きな傷跡が残らない、他の臓器への影響が少ない、副作用が少ない、筋腫の再発する危険性が低いなど多くの優れた点があります。

その反面、少数ですが治療効果が上がらないこともあり、別の治療が必要となります。

また、筋腫を摘出しないため、筋腫が良性か悪性か検査できないという問題もあります。

病院によってはMRI検査によって事前に良性か悪性かを明確にしています。

さらに日本では子宮動脈塞栓術に健康保険が適用しないため、45万円程度の高額な自己負担額が必要となります。

ただし加入している生命保険によってはカテーテル手術が支払対象になっている場合があり、負担が少なくて済みます。

また子宮動脈塞栓術は副作用が少ないものの、術後に軽度の下腹部痛をほとんどの人が経験しています。
これは痛み止めの注射によって対応されています。